今回は、農業資材として使用されるニーム(neem)の重要性について掲載していきたいと思います。
まずは、農業共済新聞(2007.6.13発行)に農業資材として使われる『ニーム』を試験した結果の記事を紹介いたします。
農業資材として使われる『ニーム』で最も重要なことは、「品質」だと考えております。
「ニーム」の品質は、原料となる乾燥させた「ニームの種」にあります。
種は、樹齢何年以上と選定された、木から熟した果実を収穫し、
実を除いた上で、日陰で天日干しして作られます。
種は、冷却圧搾機で『ニームケーキ』と『ニームオイル』が作られます。
この行程中、製造工場内は、ニームの香ばしい香りが流れていきます。
特に、『ニームケーキ』は香ばしい香りがします。
『ニームケーキ』と『ニームオイル』の品質は、
まず、色・つや・香りに現れます。
農業資材として使う場合、品質が保証された『ニームケーキ』と『ニームオイル』を
必ず使って頂き、ニームに関する文献等に記載された、
内容を農園の作物等を育てながら修得して頂くことが最も大切なことです。
この積み重ねによって、「ニーム」の農業資材が日本国内に正確に広がり、
農家さん等の健康や自然環境にやさしい資材として、
「ニーム」を使う皆さんから支持が受けられると確信しています。
現在、ニーム原料の農業資材は、日本の多くの企業が輸入しています。
これらのほとんど(99%)が南インドからのモノです。
インド全土に、ニーム木は分布しておりますが、
農業資材として使う品質の良い「ニーム」木が育っているのは、南インドではありません。
北東/南インドには、たくさんの自然に生育するニーム木があります。
現地に行けばよく分かります。
「ニーム」については、
インド ムンバイに拠点がある『ニーム財団』から
世界へ情報が随時発信されています。
『ニーム財団』は、インド政府が管轄するNGOであり、『ニーム財団農園』を所有し、
いろいろな作物をニームを使って栽培・研究をしています。
また、ニーム財団主催で『世界ニーム会議』がインドで開催されています。
我々は、この会議に出席し最新の情報をキャッチしています。
『ニーム財団』は、3つの分野におけるニームの正確な情報を世界へを発信しています。
1.農業分野
2.健康分野
3.環境分野
我々は、この『ニーム財団』と2007年3月に、上記の3分野について業務締結実施し、日本の窓口として『ニーム財団日本支局』を立ち上げ、正確なニーム情報の発信に努めています。